SSIダイブセンターのダイビングショップNANAは、2025年10月4日(土)、葉山の海で藻場再生活動を実施しました。全国から31名のダイバーが参加し、磯焼け等の影響で減少した海藻「カジメ」の再生を目指して、胞子嚢(ほうしのう)付きの葉を採取し、スポアバッグを用いて新たな藻場の回復を図りました。NANAはこれまでも自治体や漁業協同組合と連携し、継続的に藻場保全に取り組んできたショップです。
カジメの胞子葉を採取し、スポアバッグで再び水中へ
葉山の海ではエリアによってカジメの生息量が異なります。今回の取り組みでは、まずカジメが多く群生しているポイントへエントリーし、参加ダイバー全員で胞子嚢が付いたカジメの葉を採取。港へ戻った後は、水中で分解されるスポアバッグに葉を封入。袋の微細な穴から胞子が海中へ拡散し、定着・発芽を促すことを狙っています。



その後、スポアバッグをカジメが少なくなっているエリアに錘(おもり)で固定して設置。カジメの成長には季節的な水温変化が大きく関係するため、冬季にしっかり水温が下がることが藻場再生の鍵になります。例年は1月末ごろから新芽が確認されるので、今回の設置地点も定期的に観察し、変化を記録していきます。

次回の開催は12/13(土)
藻場再生は一度の活動では成果が見えにくい。だからこそ、現場のダイバーによる継続的な取り組みが不可欠です。積み重ねによって、魚のゆりかごとも呼ばれる藻場を次世代へ引き継いでいく力になると考えています。
次回の藻場再生活動は2025年12月13日(土)を予定。参加方法などの詳細は、ダイビングショップNANAの公式サイトやSNSをご確認ください。
ダイビングショップNANAについて

ダイビングショップNANAは、神奈川県・葉山を拠点とするSSIダイブセンターです。相模湾・葉山エリアを中心に、体験からステップアップ講習、ファンダイビングまで幅広いプログラムを提供し、安全管理と丁寧なガイディングに定評あり。地域の海に根ざしたショップとして、藻場保全などの環境活動にも積極的に取り組み、海の魅力と大切さを次世代へつなぐ発信を続けています。
住所:〒240-0112 神奈川県三浦郡葉山町堀内647
e-mail:info@nana-dive.com
HP:https://nana-dive.net





